和漢註(04の033) 80万円 [売却]

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二冊揃 外題「朗詠注」 寛正三年(一四六二)写 香色表紙25.5×19.3㎝、字面高さ23.6㎝、毎半葉十行。墨付け張数、上冊一一七張、下冊一三七張。『和漢朗詠集』の注釈書、いわゆる朗詠注の中では見聞系に属する一本。見聞系朗詠注は故事の解説に重きを置いた点に特徴があり、鎌倉初期の成立と言われる。これまで完本としては国会図書館蔵『和漢朗詠注』寛永二十一年(一六四四)書写七巻本が知られるに過ぎなかったが、ここに国会図書館蔵本を二百年遡る首尾完結した古写本が出現した。巻上頭・巻上尾・巻下首・巻下尾の四巻仕立て。巻上頭末に「寛正三〈壬午〉年二月廿九日」とあるのは、本写本の字様から判断して、書写年時を示すもの(つまり書写奥書)と見て良かろう。尚、本書には天地を裁断するなど改装を施した痕跡が認められ、現状の表紙裏には連歌懐紙が再利用されている。その懐紙には重秀・重門・城沢・城与・長僖・長吉・長盛・直重・道管・文秀などの名が見えるが、例えば城与・長僖・長盛の三名は寛永二年六月十日の智仁親王を主客とした連歌会の参加者であることから、この連歌懐紙も寛永頃のものであると思われる。したがって本書の改装時期もその頃であろう

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